とあるヒノアラシのブログ

たまに放置しますが忘れていません…。

ポケモンダイヤモンド・パール・プラチナ版のここがすき 【ポケットモンスターシリーズについて語る その5】

第5回目となる今回は、ニンテンドーDSで初のポケットモンスターシリーズのソフトとなったダイヤモンド・パール、そしてそのマイナーチェンジ版のプラチナについて語りたいと思います。例によって個人的に好きだと思っているところだけ語っていくのでご注意を!

 

 

ポケットモンスターダイヤモンド・パールについて

ポケモンダイヤモンド・パール・プラチナのカセット

ポケットモンスターシリーズ初のニンテンドーDS作品で、新作としては第4作目にあたります。舞台はシンオウ地方で今まで割と広い海のマップがあまりない一方、雪原のマップが初登場しています。

バトルに関わる大きな仕様変更が今回もあり、今までタイプ別で物理か特殊か決まっていたものが、技ごとに物理技か特殊技かの区別がされるようになり、これにより戦い方が今までとはかなり変わったポケモンも出てきました。例えばノーマルタイプ技の「はかいこうせん」はそれまで物理技だったのですが、今作から特殊技に分類され「こうげき」ではなく「とくしゅ」の値によってダメージが左右されることとなりました。過去作を知らない人だと逆に驚く部分かもしれません。

また、ニンテンドーDSから無線通信が気軽にできるようになり、さらにインターネットにも接続できるようになったことで、ネットを使った通信が可能になりました。ここで初めて海外の人とポケモン交換ができるようになり、ポケモン図鑑にも多言語の説明文が追加されるようになりました。これもかなり凄いことでしたね。

そして一方通行ですがGBAのソフトからポケモンを連れてくる事も可能で、ネットの通信交換にも出せます。そしてニンテンドーDSではGBAのソフトも遊べたのでそれを利用した「ダブルスロット」というものもありました(詳しくは後述します。)

ハードが大きく変化した事で様々な機能が追加され、ニンテンドーDSの大きな特徴である2画面・タッチ機能なども利用した遊びもあり、より色々な楽しみ方ができる作品となりました。

 

それではここからさらに詳しく話していこうと思います。

 

新たに進化するポケモン達が追加された

全国図鑑の終盤には新たに進化したポケモン達が並びます

ダイヤモンド・パールの新ポケモンの中には、既存のポケモンから新たに進化するポケモン、タマゴから生まれる進化前のポケモンもいて、特に新たな進化先が追加されたポケモンがたくさんいました。ストーリー中にゲットできないポケモンも多かったですが、新しく進化するようになったということでとてもわくわくしました。新たな進化先ということで進化条件はどうしても特殊なものにならざるを得ないので、なかなかその条件を見つけるのは自力では難しいものになってきていましたが、それでも新しく進化するというのは興奮しますね。イーブイの進化であるリーフィアとグレイシアもこのタイミングで追加されています。

進化前のポケモンもいくつか追加があり、ゴンベ・マネネウソハチタマンタがいます。これらは既に公開済みであった映画に全て登場していたため、ゲーム内で出てくるのが楽しみであったポケモンたちです。前はよくゲーム内で登場する前に劇場版などで新ポケモンが公開されるということがありました。幻のポケモンだけでなくルカリオブイゼルペラップなどもそうです。ゲームに登場するまで時間が空くので待ちきれなくなりますが、その分ゲーム内で出会えた時は喜びも大きかったです。

最近の新作でも新しく進化先が追加されたポケモンが何匹かいますね。進化先がリージョンフォームで分岐するというパターンもあり、なかなか面白いですね!

 

インターネットに繋いだ通信で、世界の人と通信ができるようになった

これは当時の話になりますが、初めてネットに繋いで通信ができるようになったポケモンのゲームであり、ポケモン図鑑に他言語の説明文を表示できるようになったのもこのダイヤモンド・パールが初めてです。ゲーム内での交換でも、ドイツ語表示ができるコイキングを交換してくれるおじさんがいます。まだミラクル交換やマジカル交換がなかったのでGTSで条件に合う人を探さないといけなかったですが、それでも他の言語のポケモンを交換するのはとてもドキドキしました。

ゲーム内交換で表示できるドイツ語説明文
でもドイツ語は私読めない…

はなれていてもインターネットに繋げれば通信対戦や通信交換ができるというのは、本当に嬉しかったですね…!!

 

DSの2画面を利用した機能が面白い

ニンテンドーDSと言えば2画面で、下画面でタッチ操作ができることが最大の特徴ですね。これを利用したダイヤモンド・パールの機能といえば、まずポケモンウォッチ…略してポケッチです。フィールドにいる時に常に下画面に表示されており、時計やメモ、マップなど表示できます。ストーリーを進めていくと様々な機能が追加されていき、便利な機能も搭載されていました。

NEWニンテンドー2DSの画面ですが、2画面同時表示は便利

時計だけでも割と便利だったのですが、例えば育て屋さんにいるポケモンの状態が確認できてタマゴが産まれたかどうかわかる機能や、シンオウ地方各地に植えたきのみがなっているかどうかのマップ機能、ダウジングマシンもこのポケッチの機能となっていました。万歩計もあり、バトルサーチャーの残り歩数の確認にも使えましたが、その他のタイミングで使ってた人もかなり多そうな…。

画面の色を変える機能もあり、これでその日の気分によってよく変えていました。リメイクでSwitchに移植された時に使いづらくなってしまいましたが、DSの2画面を利用した機能だったのである程度は仕方ないところがありますね…。

また、ジムバッジ画面ではバッジを磨いて綺麗にして、音を鳴らすこともできました。バッジを獲得して時間が経つと汚れてしまうのですが、これを磨くと綺麗になっていきます。バッジの輝きも何段階かあり、輝き方によってならせる音もどんどん綺麗になっていくという…。その音で演奏をする人もいましたね。この仕掛けはリメイクでも存在していて嬉しかったですね。

久しぶりに磨いたジムバッジ 地味に手が痛くなりました…



ポケモンコンテストがパワーアップして楽しい

ホウエン地方にも存在したポケモンコンテストですが、シンオウ地方ポケモンコンテストはさらにパワーアップしており、内容的に攻略しやすい形になっています。ポケモンそれぞれのコンディションを上げることはもちろん、アクセサリーを集めてそれでポケモンを着飾ったり、下画面を利用したダンス審査もあったりしてとても面白いです。ダイヤモンド・パール・プラチナのポケモンコンテストは結構やりこんでました。

アクセサリーを集めてポケモンを着飾るのはコンテストだけでなく他の場所でただ撮影だけすることもでき、いろんなポケモンで着飾って写真を撮っていました。さらにこれは通信してレコードを混ぜれば、他の人のデータも見られるので、他の人が撮った写真を見るのも楽しかったです。

1位になると写真も残ります レジロック、すごい恰好

ポケモンのバトル以外の要素は多かれ少なかれ最近のポケモンにはありますが、ポケモンコンテストが一番やりこみがいがあって面白かったです。リメイクでも存在しましたが、他の地方でもコンテスト開催してくれないでしょうか…。

 

ちかつうろでの化石掘りやひみつきちのもようがえが楽しい

バトル以外のやりこみ要素としてはちかつうろもありました。リメイクでも存在したちかつうろですが仕様が変更されています。原作のちかつうろではポケモンは出現しませんが化石掘りで多くの道具やタマを掘り出すことができ、そのタマはなんと埋めることができました。日数が経つとタマが大きくなっていき、様々な道具と交換することができました。

また、ルビー・サファイア・エメラルドには「ひみつのちから」という技を使って秘密基地が作れましたが、ダイヤモンド・パール・プラチナでは地下に秘密基地を作れました。この秘密基地は色々な家具などを置いて模様替えができ、仕掛けのあるものや町などの施設にある家具を同じようなものを置くこともできたのでとても面白かったです。テレビやベッドを置いて家風にしたり、怪しい機械類を置いて研究所風にしたり…もちろんポケモンのぬいぐるみなどを置いて可愛くしたりもできました。秘密基地の模様替えが一番楽しかったのはこのダイヤモンド・パール・プラチナだったかな…と個人的には思います。

ちかつうろの秘密基地の例 いろんな家具をおけました

地下通路は無線通信で他の人と一緒に遊ぶこともでき、それに関するやりこみ要素もありました。なかなか面白かったです。毎日地下通路に潜ってずっと化石を掘っていた覚えがあります…。

 

GBAのソフトを使って様々なポケモンを出現させられる

3DSではできないことですが、GBAのソフトを入れられたニンテンドーDSシリーズでは「ダブルスロット」といって、ポケモンのルビー・サファイア・エメラルド・ファイアレッドリーフグリーンのソフトを同時に入れている状態にしていると過去作からポケモンを送ることができるだけでなく、挿しているだけで普段と違うポケモンが出現するという機能がありました。

上にはプラチナ、下にはエメラルド、このような状態にします

殿堂入りして全国図鑑を入手するとこの機能を利用することができ、過去作からポケモンを送ることができることはもちろん、野生のポケモンまで変化するというとても面白いものでした。殿堂入り後に行ける場所に全国図鑑ポケモンが一部出現しますが、このダブルスロットで出現するポケモンも結構います。日替わりの大量発生するポケモンというのも種類がそこそこあり、これらを利用していくとだいぶ全国図鑑を埋めることができました。

もちろん過去作も利用しなければすべては埋められない形ではありましたが、このダブルスロットを利用して全国図鑑を埋めていけるのはとても楽しかったです。他のハードではできないものなので残念ですが、とても面白い仕掛けだと思いました。

ちなみにこのダブルスロット機能、DSソフトである「ポケモンダッシュ」「ポケモン不思議のダンジョン青の救助隊」にも存在します。

 

ポケットモンスタープラチナについて

ここからはマイナーチェンジ版であるプラチナ版の話をしたいと思います。ダイヤモンド・パール発売から2年後の2008年に発売したソフトで、パッケージはギラティナのオリジンフォルムとなっています。それまでギラティナはアナザーフォルムだけ公開されており、映画で先行してオリジンフォルムが公開されてゲームではプラチナ版で初登場となりました。

ディアルガパルキアが両方出てくることはもちろん、ギラティナが普段いる世界「やぶれたせかい」というダンジョンが登場。ここはとても不思議なダンジョンで、進む方向がねじ曲がっているというちょっと迷いやすい場所でした。そこまで広くないダンジョンだったので思っていたよりは楽にすすめましたが、それでもすごく面白かったです。

主人公の服装も変化し、フィールドのグラフィックも一部変化しています。ジム内の仕掛けや攻略順の変化もありダイヤモンド・パールをプレイしていてもなかなか面白かったと思います。

例えばハクタイのもりの木陰の表現はプラチナのみです

そしてなにより「バトルフロンティア」がこの作品の目玉ともいえるところではないでしょうか。エメラルドにあったエリアですが、それから施設が変更されているものの、様々なバトルが楽しめるというコンセプトは変わらず、骨のあるバトルが楽しめました。「バトルファクトリー」と言われるレンタルポケモンを使用して戦う施設は今でも挑戦し続けている人が多いですね。私も完全攻略は出来てないです…。

バトルフロンティア 横にあるのがミニチュアです

また、国際警察のハンサムが初登場したり、ロトムのフォルムチェンジができるようになったりしたのもこのプラチナ版からです。ロトムについては配布されたアイテムを利用しないと当時はフォルムチェンジできませんでしたが、フォルムチェンジが公開されてロトムがさらに好きになりました。

ダイヤモンド・パールをやりこんでいても、とても面白いマイナーチェンジ版のソフトだったと思います。

 

今回は以上になります。これらのソフトをプレイしていた当時は結構やりこんでいたので、今までより色々書きたいことが出てきました。それだけ面白かったというのもあるのですが、自分も結構時間があったというのも大きかったかな…?
次回は金・銀のリメイク作品であるハートゴールドソウルシルバーについて語っていきたいと思います。