今回はチゴラスについて語りたいと思います。
チゴラスはポケットモンスターX・Yにて初出のポケモンで、図鑑番号696のいわ・ドラゴンタイプのポケモンです。進化するとガチゴラスになります。カロス地方で見つかるアゴのかせきから復元される化石ポケモンの1匹です。対になるのがヒレのかせきから復元されるアマルスになります。
現在(2021年12月)、全てのポケモンの中でいわ・ドラゴンタイプの組み合わせはこのチゴラスと進化したガチゴラスの2種しかいないので珍しい組み合わせですね。化石から復元するポケモンですし、見た目からもいわタイプがついていることはわかりやすいですが、そこにドラゴンタイプも含まれるので知らないとわかりづらいかもしれません。
復元前がアゴのかせきですし、見た目からも分かるとおりあごの力は強く、能力も攻撃と防御が優れているという物理型のポケモンです。モチーフは恐竜・・・の中でも有名なティラノサウルスでしょうね。小さな手がかわいいです。とはいえ、ウルトラサンの図鑑には復元された姿は絶滅前とは違う姿ではないかという説もある、という話が出ています。実際恐竜の復元もどんどん変わっていっていますもんね。・・・まぁ、ガラル地方ではとんでもない復元のされ方が行われているのでそれを考えると細かいことはもはやどうでもよくなってきますが。
化石ポケモンは基本的に化石を手に入れて復元するのが代表的な入手の方法で、野生では出現しませんでしたが、ガラル地方のカンムリ雪原で普通にフィールド上に現れるというとんでもないことが起こりました。プテラとか普通に大空にいるという・・・。もちろんチゴラスも現れます。あれはかなり驚きました・・・。絶滅とは。ガラル地方は化石ポケモン関係については色々ととんでもないことが起こっているのでなんだか恐ろしい場所ですね・・・。
チゴラスに話を戻します。ガラル地方以外の化石ポケモンは皆1進化しますが、進化レベルが結構高めです。カロス地方のチゴラス・アマルスも同じような感じなのですが、この2種はさらに面倒で、時間帯も関係します。これが罠過ぎます・・・。XYプレイ当時、レベルを上げても全然進化しないので「あれ?」と思って調べたらチゴラスは昼間、アマルスは夜でないと進化しないことがわかり、衝撃を受けたことは今でも覚えています・・・。アマルスは確かレベル50くらいまで到達してやっと気がつきました。つらい。
カロス地方のジムリーダーでいわタイプの使い手のザクロは、アマルスとチゴラスを繰り出してきます。いわタイプのジムリーダーは各地に結構いますが、化石ポケモンを初戦で使ってくることはなかったのでちょっと驚きました。アマルスもいわ・こおりという珍しいタイプの組み合わせで、知らないとちょっと苦戦するかもしれないですね。
進化してガチゴラスになると赤い身体に変化しますが、チゴラスの時は茶色でまさにいわタイプっぽい見た目をしています。小さい手がやはり可愛いですが、頭と尻尾にあるオレンジ色の突起がちょっとしたチャームポイントでしょうか。地味な色合いになりがちないわタイプのポケモンですが、オレンジ色が目立っていて好きです。進化前のポケモンらしく目が大きいのも可愛いです。じゃれて噛みつかれるのは勘弁ですが・・・。小さい手に反してがっしりした脚も良いですね。モチーフのティラノサウルスの姿が目に浮かびます。
そういえば、現在、「ポケモン化石博物館」という巡回展をやっていますね。実際の古代の生物とポケモン世界の化石ポケモンとの比較がされているようで、すでに北海道の三笠市立博物館では展示が終わり、かなり盛況だったようです。現在(2021年12月)は島根県の島根県立三瓶自然館サメヒルで行われています。その後も各地を巡回するようで、かなり長い期間やるみたいなので近くで開催する場合は行ってみたいですね。
今回は以上になります。進化に時間帯が関係するポケモンって、初見じゃ絶対わかりませんよね・・・。特に化石ポケモンでそれがあるとは思っていなかった・・・。