とあるヒノアラシのブログ

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ポケモン金・銀・クリスタル版のここがすき 【ポケットモンスターシリーズについて語る その2】

ポケットモンスターシリーズについて語るその2は、記念すべき続編にあたる金・銀、そしてそのマイナーチェンジ版であるクリスタルバージョンについて語っていきたいと思います。
※私個人が好きな点について好きに語っていくので、隅々まで内容などを網羅していくという記事ではないのでご注意ください。なお、プレイ画面の画像は全てVC版で直撮りなので少し見づらいです…。

 

 

 

VC版の特別版の箱。以前売っていました。(銀もどこかにあるはず…。)

なかにはダウンロードカードだけでなくちょっとしたグッズもあり豪華でした。

 

ポケットモンスター金・銀について

ポケットモンスターシリーズの第2世代として登場したのが金版と銀版。それぞれパッケージにホウオウとルギアが描かれており、ここからそれぞれのソフトで登場する伝説のポケモンが基本的にパッケージを飾ることになりますね。新しいポケモンが100匹追加され、さらに「ポケモンのタマゴ」が登場したのもここからになります。CMでもポケモンのタマゴが強調されていたのはなんとなく覚えがあります。

舞台は主にジョウト地方ですが、カントー地方と隣合わせであり、両方の地方を行き来できるという、その後のソフトにはない特徴もあります。ポケモン幻のポケモンも含めて251種に増え、さらに初代のソフトとも通信交換ができました。この互換は次の第3世代のソフトで一度切れてしまいますが、それでもすごいことだと当時は思いました。(とはいえ通信ケーブルが無いとできませんが…!!)

第2作目ということで第1作目で粗削りだった部分が色々と改善されたり、タマゴといった新要素もありで、ゲームボーイのソフトといえどかなり盛りだくさんだったと思います。もちろんバグも結構ありましたが、初代に比べればだいぶ改善されているようです。

それでは、金・銀について好きなところを書いていこうと思います。

 

追加された魅力的なポケモン

現在では新作が出るたびにどんどん新ポケモンが追加されるのは当たり前ですが、第2作目ということで新しく追加されたポケモンたちはどれも魅力的でした。初代で慣れ親しんだポケモンももちろん出てきますが、タマゴが追加されたことでピチューやピィなど進化前のポケモンが追加されたり、クロバットハッサムなど進化先が追加されたりと既存のポケモンにも変化があり面白かったです。

VC版の特別版に付いていた、ジョウトポケモン一覧表
絵柄は当時の公式絵でとても懐かしいです

そして追加された「ジョウトポケモン達」は、個人的にどれもデザインが好きです。初代と比べてさらに洗練されたデザインのポケモンが多いと思います。

進化方法も「なつき度」が追加され、なついて進化するポケモンがいたり、「道具を持たせて通信交換」といった少しわかりづらい進化方法もあったり…バリエーションが少し増えました。どんどん進化方法は増えていって「これはわからないでしょう…」と言ったものも多いですが、「道具を持たせて通信交換」もなかなか気が付きづらいですね…。そういえば進化の石も「たいようのいし」が追加されています。

ちなみにこの金・銀で初登場したジョウトポケモンは好きなポケモンが多くて選べないのですが、特に現在好きなのはヒノアラシブラッキーです。ですが、銀を初めて買ってもらった時に選んだのはチコリータでした。いつの間にかヒノアラシが一番好きになっていました。理由は不明です…。

 

ポケギアでいろいろな機能が使える

初代に無かったものとして、「ポケギア」というデバイスが出てきました。携帯電話のような形…というか携帯電話ですが、これで時計・マップ・電話・ラジオを利用できました。現在はスマホロトムになっている箇所といえます。

ポケギアのマップ
上にアイコンがある通り電話やラジオも使えます

初代ではマップはタウンマップを道具欄からいちいち選択しなければ見られなかったマップがポケギアで見られるようになり便利になりました。電話では戦ったトレーナー何人かから電話番号を交換でき、再戦できたり珍しいポケモンの大量発生の情報が聞けたりできるなど、面白い機能でした。一般トレーナーとの再戦ができるのも魅力の一つでしたね。ラジオからは音楽が聴けますが、この機能で印象的なのがアルフのいせきで聴ける謎の音でしょうか。ちょっとトラウマになりそうな不気味な音なのですが、どうやらアンノーンについての音なのでしょうか。こういった仕掛けも面白さの一つです。

ポケギア自体が当時の携帯電話モチーフで、まだ普及し始めの頃、親は持っていましたが子どもの私はまだ持っておらず、「ポケギア」という道具自体なんだか魅力的に見えましたね。持っているだけでちょっとおしゃれとか大人とか。とにかくすごくかっこよく見えました。

 

時間機能があり、昼と夜の区別や曜日イベントがある

時間に関するイベントもこの金銀から追加されました。時計機能があり、昼と夜で出てくるポケモンの種類が変わったり、1日1回だけのイベント(主にきのみなど)があったり、そして金銀には曜日限定のイベントがあったりと、時間に関するイベントがたくさんありました。曜日についてはなかなか面倒ですが、これはこれで面白かったです。特にしぜんこうえんで行われるむしとりたいかいが有名でしょうか。また、特定の曜日にしか現れない人物もいて、それ目当てで会いに行くのは大変ですが楽しかったです。

これで毎日ポケモンを起動してきのみを集めたり、むしとりたいかいに参加したりするという楽しみができたと思います。小学生の頃は学校もあってなかなか大変でしたが…。

 

いろんな種類のボールが追加され、ぼんぐりを集めて作ってもらえる

現在「オシャボ」とよばれるガンテツボールは、金銀の舞台ジョウト地方ならではのもの。「スピードボール」や「フレンドボール」といったボールはこの時登場しました。初代では「モンスターボール」「スーパーボール」「ハイパーボール」「マスターボール」の4種のみでしたが、これで一気に種類が増え、さまざまな特殊効果付きのボールが登場しました。(といっても、実は金銀クリスタルではバグでまともに効果が出ないものも多いのですが…!!)

バッグも種類別に分かれるようになったのは金・銀から

そしてそれらのボールは、1日1回回収できる「ぼんぐり」というきのみをガンテツという人物に渡せば作ってもらえるというもの。お金がかからないのが素晴らしい。金銀では1日1個だけという貴重なものでしたが、それでも助かりました。捕獲していくとどうしてもお金を使いますからね…。金・銀では一般トレーナーの再戦機能があるとはいえ、お金を稼ぐのはなかなか面倒です。クリスタル版では同じ種類のボールは一度に複数個作ってもらえるようになり、かなり便利になっています。

 

ストーリーを進めていくと2つの地方を行き来できるようになる

これが金・銀・クリスタル最大の特徴であり、最もわくわくするところであり、現在出ているポケットモンスターシリーズの中で(リメイクであるハートゴールドソウルシルバーを除けば)唯一の特徴かと思います。

最初はジョウト地方が舞台ですが、ジョウト地方のジムバッジを集めていく先は初代でもチャンピオンロードがあった場所、セキエイ高原。そこでもうカントー地方へ行くことになります。その後チャンピオンになってからもカントー地方での冒険が続いていくのです。殿堂入りしてもさらに冒険が続くだけでも初代よりボリュームがあるのですが、初代から3年経っているという設定で、変化している部分もあり変わらない部分もありで、本当に面白かったです。ジムリーダーにも挑戦ができ、最終的にジムバッジは16個になるという、2つの地方のジムバッジを集められるゲームでした。

そしてシロガネ山の頂上には初代主人公であったレッドがいて、そのレベルはチャンピオンのワタルを遥かにしのぐ実力…。歴代のポケットモンスターシリーズと比べてもかなりの高レベルポケモンを繰り出してきます。これも興奮ポイントの一つでしたね。

3年後のカントー地方の大きな変化で皆驚いたであろう場所がシオンタウンとグレンタウンでしょうか。あの「みんなのトラウマ」のシオンタウンのBGMがやさしい音楽になり、なんとお墓があったポケモンタワーがラジオ塔に変化。お墓は移設されているものの、それで大丈夫なのか…と不安になりますよね…。そしてグレンタウンに至っては噴火で町そのものが消えているという…。初めて金・銀で上陸したとき唖然としてしまった記憶があります…。そんな…。一応ジムはカツラさんがふたごじまで続けていますが、それにしてもあそこは衝撃…。

 

ポケットモンスター クリスタルバージョンについて

ポケモン金・銀発売の1年後にマイナーチェンジ版として発売されたもので、パッケージにはジョウト地方の伝説のポケモンの1匹であるスイクンが描かれています。金・銀と比べてそこまで当時売れなかったようなのですが、スイクンが好きなのとソフトも綺麗ですし、個人的にはとても好きなソフトです。

もちろんストーリーの大筋は変化していないのですが、大きな違いといえばまず、ポケットモンスターシリーズで初めてとなる「女の子」主人公が選べるようになったことです。もちろん初プレイ時には女の子選択でプレイしました。この主人公のデザインも私は大好きです。

女の子主人公の画面 公式では「クリス」と呼ばれています

そして、ストーリーにパッケージを飾るスイクンが絡んでくることも変更点の一つです。初代の青版やピカチュウ版と比べ機能の面も含め結構変更点が多いので、金銀は遊んだことがあってもクリスタルはない、という人も一度は遊んでみて欲しいです。

さらに、ポケモンのグラフィックが動くのもクリスタル版が実は初です。次作であるルビー・サファイアでは動きがなかったということもあり、あまり知られていないのか「エメラルド」や「ダイヤモンド・パール」が初と言われることもあるのですが、すでにクリスタルバージョンで動くグラフィックが実装されています。ポケモンの登場時、ステータス画面を見たときなどに動きます。ステータス画面を見たときには瞬きしたりもするので、とっても可愛いです。見たことが無い方はプレイ動画などでもよいのでぜひ一度見てみて下さい。

また携帯電話との接続ができる機能もありましたが、当時はまだそもそも携帯電話が普及し始めた時代であり、私を含めこの機能を使えた人は殆どいないと思われます…。搭載するにはちょっと早すぎた感じが否めませんが、でもすごい機能でした。使ったことないですが。

ということで金銀から1年後とはいえかなりの違いがあり、機能面での改善もだいぶされているので私はクリスタルバージョンは本当に好きです。3DSのVC版はありますがもうすぐ買えなくなってしまうので、やってみたい方はお早めに…!!

 

今回は以上になります。次は第3作目となるポケットモンスタールビー・サファイア、そしてマイナーチェンジ版であるエメラルドについて語りたいと思いますが、実はルビー・サファイアはリアルタイムではプレイしていないので、エメラルド初プレイ時の感想に近くなってしまうと思います…。ご了承くださいませ…。