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ポケモンブラック2・ホワイト2版のここがすき 【ポケットモンスターシリーズについて語る その8】

ポケットモンスターシリーズについて語る記事も第8回となりました。今回はポケットモンスターブラック・ホワイトの続編にあたる作品、ブラック2・ホワイト2について語っていきたいと思います。

なお、画像は直撮りになっているので少し見づらいかもしれませんが、ご了承ください…。

 

 

ポケットモンスター ブラック2のタイトル画面

 

ポケットモンスターブラック2・ホワイト2について

この作品までは、ポケットモンスターシリーズと言えばまず初めに2バージョン登場し、その数年後にマイナーチェンジ版として1バージョン登場する、という形となっていました。金銀が出てクリスタル、ルビー・サファイアが出てエメラルド、ダイヤモンド・パールが出てプラチナ、といった具合でした。

しかし、ブラック・ホワイトの2年後に発売されたこの作品は同じく2バージョンで登場し、ストーリーもブラック・ホワイトの2年後となる、いわゆる続編という形になっています。マップも変化があり、ジムリーダーも一部違い、登場ポケモンも変更となっているなど、ブラック・ホワイトを遊んだことがあってもかなりの違いがあるため面白い作品となっています。続編なので前作の登場人物も出てきますが、時間の経過で変化がある人物も多いです。

また、ブラックにはレシラム、ホワイトにはゼクロムが登場しましたが、続編となるブラック2ではゼクロム、ホワイト2ではレシラムが登場するので、ブラックを遊んだ人はブラック2を、ホワイトを遊んだ人にはホワイト2という想定になっているかと思います(私は全部プレイしていますが…)

ブラック2・ホワイト2が発売された頃にはすでに3DSが登場していましたが、こちらはDSのソフトとして発売されており、任天堂のDSソフトの中で最後のパッケージソフトだったようです。次の作品であるXYから3DS専用ソフトとなっています。

それでは前作のブラック・ホワイトとは様々なところが変化しているブラック2・ホワイト2の色々な要素を語っていきたいと思います。

 

新たなマップが追加されて新施設もたくさんある

同じイッシュ地方といえども、マップにかなりの変化があり、冒険の出発地点も前作とは異なります。ブラック2・ホワイト2はそれまでの作品のはじまりの町とは違い、ヒオウギシティというポケモンセンターもある街からの出発となっております。博士の研究所の場所は前作の出発地点であるカノコタウンと同じなので、訪れるのはかなり後となります。ポケモンは前作で主人公と共に冒険したベルが、博士の助手となって新しい今作の主人公に手渡す形となっています。

冒険の出発地となるのは全く別の場所

ストーリーで巡る街も変化しているため、ジムリーダーも一部変更されています。特に序盤は前作と違う場所を通るため、1個目と2個目のジムは場所が違います。さらに最初のジムのジムリーダーはベルと同じく前作の主人公と共に冒険をしたチェレンが担当しているという、前作から続けてプレイしている人にとってはちょっと驚きの要素となっています。

前作で通った場所も新しい施設ができていたり、違うルートを通ったりと様々な違いがあるので、前作から引き続きプレイをして同じイッシュ地方といえども、新しい発見がたくさんできると思います。新しい施設に関してはいくつか後で取り上げます。

 

前作の2年後のストーリーで、登場人物の変化も感じられて面白い

 

ブラック2・ホワイト2のジムリーダーたち

先ほどベルとチェレンの2人については触れましたが、他にも前作のホワイト版でジムリーダーをしていたアイリスがチャンピオンになっていたり、悪の組織であるプラズマ団に変化が起こっていたりと、登場人物の変化もあります。ストーリーも繋がっているので、基本的には前作からプレイするのがよいと思いますが、今であれば逆にブラック2・ホワイト2からプレイをして、ブラック・ホワイトをプレイするのもありかと思います。

通常のストーリーでも多くの繋がりや変化が感じられるのですが、前作との連動要素の一つとして「おもいでリンク」というものがあります。前作のブラック・ホワイトと今作のブラック2・ホワイト2両方で一定の条件を満たしていれば、通信をしてレポートの引継ぎができ、2年の間に起こった様々な出来事を見ることができるというもの。ジムリーダーや様々な登場人物のイベントが見られるので、前作と今作を両方プレイしてさらにおもいでリンクまでさせるとよりストーリーを楽しむことができます。

 

ブラック・ホワイトの時には出てこなかったポケモンが登場する

ブラック・ホワイトではイッシュ地方で新しく登場したポケモンがストーリー上で中心となり、そのほかのポケモンは基本的にエンディングを一度見た後でないと出会えませんでした。

しかし今作では冒険する道筋が変わっていることもあり、登場ポケモンも大きく変化しています。最初にもらえる3匹は変わりがありませんが、冒険する途中で遭遇するポケモンがかなり違うので、前作と同じポケモンを選んだとしても全く違った手持ちポケモンで楽しむことが可能です。過去作品のポケモンがたくさんいるので、過去作品のお気に入りのポケモンでブラック・ホワイトの時には一緒に旅をすることができなかったポケモンも手持ちに入れることができるかもしれません。

イッシュ図鑑も全く違うラインナップに

もちろんストーリー上で戦っていく相手トレーナーも前作と違ったポケモンを使ってくるので、本当に新鮮な旅が楽しめます。

 

PWT(ポケモンワールドトーナメント)が面白い

 

前作では冷凍コンテナがあった場所

こちらはバトル方面のやりこみ要素の一つで、ブラック2・ホワイト2で追加された施設の一つとなります。ホドモエシティにできたもので、その内容はイッシュ地方だけでなくブラック2・ホワイト2以前に登場したジムリーダーやチャンピオンたちとトーナメント戦ができるというもの。優勝するとバトルポイントがもらえ、敗退してもあかいかけらなどのかけらがもらえます。

様々な地方のジムリーダーやチャンピオンが登場するというかなり豪華な仕様であり、戦闘時のBGMも過去作品で使用されたBGMのアレンジとなっており、過去作品からずっとプレイしてきた人にとってはかなり楽しいものになっています。バトルサブウェイよりも1周が短いため気軽に参加することができると思います。

また、現在は使用できませんが、当時はインターネットに接続してダウンロードできる特殊なトーナメントもありました。特殊な組み合わせでバトルできたり、当時実際に行われたポケモンバトルの世界大会出場者の手持ちポケモンを再現したトレーナーと戦うトーナメントも配信されており、なかなか面白かったです。

過去作品に登場したトレーナーやジムリーダーなどが時々他作品に登場したり噂話が聞けたりすることはありますが、これだけ過去作品のトレーナー達が集結した作品は他にないと思います。

受付手前には戦ったジムリーダーが…!

 

ポケウッドという謎の面白やりこみ要素がある

こちらはバトルとは関係のない、ちょっと特殊なやりこみ要素で、ストーリーの進行にも特に影響は及ぼさないので完全なお楽しみモード。しかしその内容からやりこむ人も結構いたとか…?

ストーリー序盤で訪れることとなるタチワキシティの近くにあり、早い段階から挑戦できる施設の一つです。映画会社に主人公がスカウトされてしまい、手持ちポケモンと共に映画の撮影に挑むというもので、ポケモンバトルのような形でポケモンを出して行動を選択したり、主人公の台詞を選択したりして、映画の展開が変化していくというもの。上手い具合に撮影が進めば映画の興行収入が高くなっていきます。

撮影した映画はもちろん後で見ることができます

この映画のストーリー展開が面白く、基本的に元ネタがあるパロディになっていますが、「バッドエンド」、台本通りの「グッドエンド」のほかに、「いやそうはならんやろ」という「カルトエンド」もあり、「カルトエンド」になると収入がかなり上がるという…なんだそりゃ…。基本は選択肢を普通に選べば進められるのですが、急所や敵のランダム行動なども関わることがあるというなかなか難しいものになっており、やりこもうとするとなかなか奥が深いです。

映画に出演してファンがつけばアイテムを貰えるので旨味ももちろんありますが、内容の奇抜さから面白がってプレイしていた人もそこそこいる模様。こういったやりこみ要素はまたどこかでほしいですね…。なお、元ネタとなっているのはだいたいわかるでしょうが、ハリウッドですね。場所は全然違いますが…。

 

通信した相手が登場するジョインアベニューが面白い

ここもブラック2・ホワイト2の新施設であり、ライモンシティに入る手前にあります。ここではジムリーダーや主人公のファンとなったNPCだけでなく、様々な機会に通信をした相手が登場します。普通に通信交換や通信対戦した相手だけでなく、すれちがい通信をしたり、GTSで交換をした相手だったり、インターネットの連動サービスであったポケモンドリームワールドであしあとをつけてくれた相手も登場するなど多岐に渡ります。

これらのNPCジョインアベニューを訪れるので、オーナーにスカウトされ責任者となった主人公はそれらのNPCを招待してお店を開いてもらったり、すでにある店に案内したりして、街を発展させていく、というものになります。開店できる店は訪れたNPCによって違いますが、どの店も冒険やポケモンの育成に役立つものばかりなので、発展させておいて損はないです。私はよくすれちがい通信GTSなど利用していたので、そこで多くのプレイヤーを呼んで結構発展させていた覚えがあります。また、ジョインアベニューの街には好きな名前が付けられ、マップ上で表示させることもできるので面白いです。

多くの人がやってくるので話しかけていきます

 

各地のジムのジム内BGMが、各ジムによって違う

これはとても細かな話なのですが、個人的に気に入っている点なのであげてみました。前作のブラック・ホワイトやそれまでの過去作はジム内BGMは共通のものでしたが、今作では同じポケモンジムの曲ではありますが、各ジムの雰囲気によってアレンジがされています。それぞれのジムの特徴を表したアレンジになっているので聞いていてとても楽しいです。また、ジムの仕掛けも前作から変更がされているので、前作でも存在したジムでも挑戦するのが面白いです。

各ジムのジムギミックがどんなものが毎回ドキドキワクワクしますが、BGMの違いも楽しめるブラック2・ホワイト2がかなり好きです。個人的にカミツレさんのいるライモンンジムと、ブラック2・ホワイト2で新しく登場したホミカちゃんのいるタチワキジムが好きです。

プレイ済みの人はわかるでしょうが…どこのジムでしょう?

 

メダルシステムというやりこみ要素がある

こちらもやりこみ要素の一つで、いわゆるトロフィーや称号のようなシステム。一定の条件を満たすと様々なメダルがもらえ、中にはかなり難易度の高いものや、通信を使う条件のものもあり、現在では入手ができないものもあるため、コンプは不可能ですが特にメダルを集めたからと言って冒険などが有利になるわけではないので、本当にただのやりこみ要素、という感じです。ただ、殿堂入り後まで遊びつくした後に一つの目標として様々なものに挑戦できるので、私はとても好きなシステムでした。(とはいえそこまで集まってはいませんでしたが…。)

もらえるメダルの獲得条件としては、○○歩歩く、○○回レポートを書く、○○個タマゴを孵化させるといったものから、図鑑埋めに関するもの、バトルに関するものなど本当に多種多様です。通信についてのものもあり、このうちインターネットと連動したサービスはすでに終了しているのため、入手は不可能となっています。なかにはゲーム内でランダムで起こるイベントに遭遇すると獲得できるものもあり、ちょっと運要素も。

トレーナーカードに獲得したメダルを1つ表示できます

メダルの種類は本当に多く、現在入手不可のものや獲得困難なものも含めてその数は250種以上。本当に多いです。とはいえなかなかやりがいのあるものなので、またこういったやりこみシステムは欲しいと思っています。

 

キーシステムで他のバージョンとの連動ができる

これもブラック2・ホワイト2独自の機能で、キーシステムというものがあります。3種類のキーがあり、ゲームの難易度を変更できるもの、ホワイトフォレストブラックシティの変更ができるもの、レジ系ポケモンの出現に関わるものがあります。条件を満たすとキーが解放されるのですが、手に入るキーはバージョンによって違います。しかし、別のバージョンのソフトにキーを分けることができ、キーを分けてもらえばすべての機能を使用することが可能となります。

キーシステムはタイトル画面の後のメニュー画面で選択可能

ホワイトフォレストブラックシティの変更はお互いのバージョンでキーを交換することによってはじめて変更が可能となります。また、どちらのバージョンでもレジロックと遭遇することができるのですが、その後ブラック2ではレジスチルを出現させるキーが、ホワイト2ではレジアイスを出現させるキーが入手でき、さらに通信すれば3匹全てに遭遇することができます。

このキーシステムで最も面白いのが、ゲーム難易度の変更ができるという点。「ノーマルモード」が通常なのですが、一度殿堂入りをしてシナリオをクリアすると別モードへの変更ができるようになります。ブラック2では難易度の高い「チャレンジモード」へ、ホワイト2では難易度の低い「アシストモード」への変更ができるようになり、こちらも通信すればすべての難易度が選べるようになります。

別バージョンと通信すれば全て選択可能に

赤外線通信を利用するものなので現在でも使用することができ、今でもこのモード変更をして様々な条件でプレイする動画があがっていますね。特に難易度を上げて縛りプレイ、というものが多いです。特に「チャレンジモード」で登場する強化後のチャンピオンは歴代ポケットモンスターシリーズでも屈指の強さを誇り、レベルももちろん高い上にきっちり道具も持たせているという徹底ぶり。バトルに関してある程度の知識がありポケモンもしっかり育成していないとなかなかキツイものになっています。

 

チャンピオンアイリスが可愛い、BGMも良い

完全に個人的な項目ですね、はい。前作のブラック・ホワイトでも登場し、ホワイト版でジムリーダーを務めていたアイリスが、今作ではチャンピオンに昇格しています。この間にどういった出来事があったのかは、この前に触れている「おもいでリンク」でしっかり語られています。

その他のマップでは前作と同じ装いなのですが、チャンピオンとして登場するときは全く違った服装となり、そして戦闘BGMも前作のチャンピオンのアデク戦とは違うものになっています。戦闘BGMはどれも好きなのですが、その中でもお気に入りの1曲です。

もちろん出してくるポケモンはドラゴンタイプのポケモン達。先ほども触れたとおり、難易度を「チャレンジモード」にしている場合の強さは別格で、一部ではトラウマと言われることも。各地にチャンピオンと言われる存在のトレーナーはいますが、その中でも一、二を争うほどの強さです。

 

今回は以上になります。もちろん他にも色々要素はありますが、私がブラック2・ホワイト2で主に好きだと思うところをあげていきました。ブラック・ホワイトの続編といえども、かなりの新要素が盛り込まれており、これから出るポケットモンスターシリーズでまた復活させてほしい!という要素が多いです。難易度を変更できたり、過去作品のトレーナーがたくさん出てきたり、やりこみ要素がバトル以外にも色々あったり…この辺りはまたいつか実装して欲しい…と思うことがよくありますね。

さて、次回はいよいよポケットモンスターシリーズ初の3DS作品となった、XYについて語りたいと思います。